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マンション買取とは?仲介との違いやメリット・注意点、業者の選び方まで徹底解説

「マンションを早く処分するには買取と仲介のどちらが適している?」
「マンションの買取業者を選ぶときのポイントは?」

マンション買取では、仲介による売却と違って買主を探す必要がなく、数週間程度で現金化できるケースもあるため、スピーディにマンションを売却したい方に選ばれています。

この記事では、マンションの買取の仕組みやメリット・デメリット、売却の流れ、信頼できる業者の選び方について詳しく解説します。

1.マンションの買取とは

マンションの買取では、不動産会社が買主となってマンションを直接購入します。

業者はマンションを買い取り、リノベーションなどで付加価値を高めたうえで再販し、利益を出す仕組みとなっています。

以下に、売主側から見たマンションの買取と仲介による売却の違いをまとめました。

項目 買取 仲介による売却
買主 不動産会社 一般の個人がメイン
売却までの期間 数週間〜1か月程度 3〜6か月程度
売却価格 市場価格のおおむね5〜8割 市場価格に近い金額
仲介手数料 不要な場合もある 必要(売却価格の3%+6万円が上限)
内覧対応 原則不要 必要
修繕・リフォーム 原則不要 必要になるケースあり
契約不適合責任 特約で免除できる可能性あり 売主が負うのが一般的

マンションの買取は買取査定額に納得できればすぐに契約へ進められるのが特徴です。

条件がそろえば最短で1週間~数週間、長くても1か月程度で現金化できるケースもあります。

そのため、マンションの買取は急な転勤などによる住み替えや急遽現金が必要になった場合など、スピードを重視する人におすすめの売却方法です。

2.マンションの処分で買取を利用するメリット

マンションを買取業者に買い取ってもらう場合、仲介による売却にはない様々なメリットがあります。

マンションの処分で買取を利用するメリット

  1. 売却までのスピードが通常の売却より早い
  2. 仲介手数料がかからない場合がある
  3. 内覧や修繕の手間や費用が不要になる

後ほど紹介するデメリットとも比較したうえで、売却方法を判断しましょう。

(1)売却までのスピードが通常の売却より早い

マンションを買い取ってもらう最大のメリットは、売却までのスピードが早い点にあります。

仲介による売却では買主が見つかるまでに3~6か月程度かかるケースもありますが、買取なら不動産会社が直接購入するため、買主探しの期間が発生しません。

住み替えのタイミングを合わせたい方や、相続税の納税資金を確保したい方など、期限のある状況では特に有効な手段でしょう。

(2)仲介手数料がかからない場合がある

買取では、買取業者に直接売却の打診をした場合には、不動産会社が買主となるため、仲介手数料が発生しません。

仲介による売却の場合、売却価格の3%+6万円+税が上限として定められており、例えば3,000万円で売却した場合は約105万円程度の仲介手数料がかかります。

買取業者に直接売却の打診をする場合であれば、諸費用を大きく抑えられる点は金銭的にも大きなメリットです。

ただし、買取価格自体が仲介による売却価格よりも低くなる傾向があるため、トータルで受け取れる金額との比較は必要になります。

(3)内覧や修繕の手間や費用が不要になる

仲介による売却では、購入希望者の内覧対応や、売却前のクリーニング・修繕が必要になるケースが一般的です。

一方、買取ではプロである不動産会社が買主です。

内覧はプロの買主がリフォームを前提として室内を見るだけですので、内覧のための室内の整理などの手間がかかりません。

また、経年劣化による設備の不具合や内装の傷なども、不動産会社側でリフォームを前提としているため、売主が修繕費用を負担せずに売却できるケースが多く見られます。

仕事などで忙しく、売却活動にまとまった時間を割けない方にとっては、負担軽減となるでしょう。

3.マンションの処分で買取を利用するデメリット

マンションの処分で買取を選択するデメリットとして最も大きいのは、仲介による売却と比較して買取価格が安くなる点です。

一般的に、買取価格は市場価格のおおむね5〜8割程度が目安とされています。

これは、不動産会社が買取後にリフォームや再販を行うため、そのための費用や金利、利益分をあらかじめ差し引いた金額で買い取るためです。

例えば、仲介で3,000万円程度の価格がつくマンションの場合、買取では1,500万円〜2,400万円程度になるケースが多く見られます。

ただし、築年数が新しく、立地条件が良い物件であれば、市場価格に近い金額で買い取ってもらえる可能性もあります。

「時間がかかってもできるだけ高く売りたい」という方には不向きですが、「多少安くなってもスピードと手間の少なさを優先したい」という方には適した売却方法です。

4.マンションの処分で買取を利用する流れ

マンションの買取は、以下の六つのステップで進んでいきます。

ステップ 内容
1. 相場を調べる 不動産ポータルサイトなどで、類似マンションの成約価格を確認する
2. 買取業者の買取査定を受ける 複数の業者に買取査定を依頼し、机上査定または訪問査定を受ける
3. 買取条件を比較する 査定額だけでなく、引渡し時期や契約条件なども総合的に比較検討する
4. 売買契約を締結する 条件に納得できる業者と売買契約を結び、手付金を受け取る
5. 決済・引渡し 残代金の受領と同時に、物件の引渡しを実施
6. 確定申告を行う 売却益が出た場合は、翌年の2月中旬〜3月中旬に確定申告が必要

特に大切なのが、最初の相場調査と複数業者からの買取価格の取得です。

事前に市場の相場感を把握しておくことで、提示された買取価格が適正かどうかを判断しやすくなります。

5.マンションの買取業者の選び方

マンションの買取では、どの業者を選ぶかによって売却価格や取引のスムーズさが変わる可能性があります。

信頼できるマンション買取業者をどのように選ぶか、ポイントを理解しておきましょう。

マンションの買取業者の選び方

  1. マンションの買取実績が豊富かどうか
  2. 口コミや評判から信頼できるかどうか
  3. マンションの所在地付近にネットワークがあるか

(1)マンションの買取実績が豊富かどうか

まず確認すべきは、その業者にマンションの買取実績が豊富かどうかです。

不動産会社ごとに得意分野は異なり、戸建てを主に扱う業者やマンション専門の業者など、その特徴は様々です。

マンションの買取実績が豊富な業者は、物件の価値を適切に評価するノウハウを持っており、また取引の際の売主へのフォローもしっかりしています。

つまり、豊富な買取実績があるためにマンションの価値を適切に判断でき、かつ再販ルートの見込みもあるため、買取価格が高くなりやすいのです。

その業者のマンション買取実績が豊富かどうかは、公式サイトで過去の買取実績が公開されているか、またマンション買取専門のサービスを設けているかなどで確認しましょう。

(2)口コミや評判から信頼できるかどうか

マンションの買取業者を選ぶ際は、実際に買取を利用した人の口コミや評判をチェックすることが大切です。

公式ホームページに掲載されている口コミ以外に、より客観的な評価を見るには、Googleマップや不動産関連のポータルサイトの口コミで情報を確認するのも一つの方法です。

この際、口コミの数が極端に少ない業者や、不自然に高評価ばかりが並ぶ業者は、情報の信ぴょう性に注意が必要です。

なお、ネガティブな口コミがあったからと言って「悪い業者」とは言い切れません。

一人の担当者の対応の悪さが評価を下げていることもあるからです。

良い口コミと悪い口コミのバランスを見ながら、その業者の評判を確認しましょう。

(3)マンションの所在地付近にネットワークがあるか

売却するマンションの所在地周辺で営業ネットワークを持つ業者を選びましょう。

地域に強い業者はそのエリアの特性を理解しており、リフォームの職人を確保でき、再販時の価格相場を熟知しているため、適正な価格を提示できるからです。

大手業者は全国的なネットワークを持つ一方、地域密着型の業者はエリア特有の事情に精通しているという強みがあります。

可能であれば、大手と地域密着型の両方に買取査定を依頼し、それぞれの買取価格や条件を比較するのがおすすめです。

まとめ

マンションを処分する際に買取を利用することで、最短数週間〜1か月程度で現金化できる可能性があります。

仲介手数料が不要で、内覧や修繕の手間もかからないため、スピードと手軽さを重視する方に向いた選択肢です。

一方で、買取価格は市場価格のおおむね5〜8割程度にとどまるため、価格を最優先する方には不向きな面もあります。

満足のいく売却を実現するためには、買取実績や口コミ、買取条件、地域でのネットワークなどを総合的に判断し、信頼できる業者を選ぶことが重要です。

まずは複数の業者に買取査定を依頼し、それぞれの買取価格や条件をじっくり比較したうえで、ご自身に合った業者を見極めていきましょう。